意外な肥満治療法ー腹式呼吸と味噌汁

肥満治療というと、カロリー計算を中心とした食事制限や、ジョギングなどの有酸素運動や、筋肉をつけるためのジム通い等が思い浮かびます。確かに、摂取カロリーに気をつけて、運動不足を解消するのは肥満治療に効果的ですが、それに加えて、習慣にしてしまうと肥満治療の強い味方になる、意外な方法があるのです。
その一つは腹式呼吸です。腹式呼吸とは、胸を動かさないようにして、お腹を膨らましたりへこましたりして呼吸する方法です。体得するまでは寝る前などに横になった状態で行った方が覚えやすいですが、一度体が覚えてしまうと、仕事中や通勤時、歩いているときでもできてしまうので、ほんとに手軽です。
腹式呼吸を行うと、横隔膜がよく動いて腹部の血行が良くなり、胃腸が刺激され、またお腹のインナーマッスルが動くので脂肪の燃焼につながり基礎代謝も上がります。その上、呼吸は自律神経と密接に関係しているので、ストレスもたまりにくくなり間食防止にもなります。
肥満治療に効果的な方法としては、他に味噌汁があります。一日に味噌汁を3倍飲む人は2杯飲む人より糖尿病になりにくい、という研究もあります。味噌は大豆を発酵させて作られますが、大豆のたんぱく質には脂肪細胞から出るホルモン、アディポネクチンを増やす働きがあります。このアディポネクチンは、血糖値を低下させるだけではなく、脂肪も燃焼してくれるので、肥満治療にも効果があるのです。この効果は主に男性に見られますが、BMIが23以下の女性にも当てはまります。味噌汁は塩分が気になりますが、2杯と3杯とでは血圧に大きな差は見られません。気になる場合は減塩味噌にしましょう。美味しいものを食べて痩せられるのは素敵なことです。1日3杯は難しいかもしれませんが、日常の食事に味噌汁を多く取り入れるように意識してみるといいのではないでしょうか。

ページトップへ